相手フィールドに12段のブロックを送るためには、
「ダブル」を12回すればよく、消した段数は計24段である。
「トリプル」を6回すればよく、消した段数は計18段である。
「テトリス」を3回すればよく、消した段数は計12段である。
同じ段数を送るには、トリプルはテトリスの1.5倍、ダブルはテトリスの2倍の段数を消す必要がある。
このように、「ダブル」「トリプル」「テトリス」の中では、テトリスがもっとも効率がよい。
また、Tスピンの場合には、
「Tスピン−シングル」を6回すればよく、消した段数は計6段である。
「Tスピン−ダブル」を3回すればよく、消した段数は計6段である。
「Tスピン−トリプル」を2回すればよく、消した段数は計6段で ある。
同じ段数を送るのに必要な消す段数は変わらない。したがって、どの「Tスピン」でも、効率は変わらない。
なお、消す段数は、テトリスの半分で済む。すなわち、効率はテトリスの2倍よい。
効率だけで考えれば、4段消すだけで12段を相手フィールドに送れるTスピン−シングル(with BtoB)が最も効率が高く、
効率は、実にテトリスの3倍である。
ならば、Tスピン−シングル(with BtoB)をずっと行っていればよいかというとそうでもない。
ミノの出現の順 番についてにて触れた通り、Tミノは7回に1回しか出現しないし、Tミノ以外の6種類のミノで積める段数は3段弱もある。
結局、 なるべくブロックが余らないように、毎順Tスピン−シングル、ダブル、トリプルの何れかを行うのが、最も効率がよい。
実際には、真っ直ぐの穴があるブロックがせり上がってきた場合などで、無理にTスピンで消すと残ったブロックの形が悪くなることが多い。
ゲームに負けてしまえば元も子もないので、大局的な見地から、テトリス、シングル、ダブル、トリプルもそれぞれ使うこととなる。